2022/10/16
セントジェームズの名品「ナヴァル」
先日、セントジェームズのナヴァルを購入しました。少し肌寒くなってきたこの時期に一枚で着るのにちょうど良く気に入っています。今回は、セントジェームズの歴史や実際の着用感などレビューしたいと思います。
セントジェームズの歴史
セントジェームズの名前の由来はフランスの都市のサン=ジャン(Saint-James)から。下にフランスの地図を乗せていますが、サン=ジャンがあるのは、青のノルマンディー地域圏。セントジェームズはブランド名で、事業を行っているのは、トリコ・セントジェームスという会社。この会社の前身となる組織は、19世紀の半ば、漁師や船乗りのセーターを作っていました。これが、今のセントジェームズのシャツの原型になっています。
セントジェームズのシャツは画家のピカソが着用していたことでも有名です。「ピカソ セントジェームズ」で調べてみると、セントジェームズのシャツを着ているピカソの写真を見ることができます。
僕の大学生時代、2012年ごろに日本でもマリンブームがあったと記憶していますが、ボーダーシャツは今や定番となっています。
セントジェームス(SAINT JAMES)は、マリンスタイルの先駆的存在で、日本でボーダーシャツブームを巻き起こしたフランスのカジュアルブランド。
SAINT JAMES | 繊研新聞
ちなみにセントジェームズの首元のタグには、サン=ジャンの近くにあるモンサンミッシェルのマークが描かれています。
セントジェームズの他、マリンシャツで有名なオーシバルもフランスのブランドです。公式HPによるとオーシバルは1939年創業、セントジェームズは1889年創業なので、歴史が長いのはセントジェームズのよう。
セントジェームズ3大名品の1つ「ナヴァル」
セントジェームズを代表する商品として「ウェッソン」「モーレ」と並び、人気がある「ナヴァル」。
ナヴァルとは海軍の意味で、フランス海軍の水兵の制服だったことから、この名前がつけられたそう。
船の上で作業するために元々は作られているので、動きやすいようサイドのスリットが長めに作られています。
1枚でも様になる! 着用感をレビュー。
T5サイズを購入(僕の身長は168cm)。着丈は長めにつくられていますが、野暮ったくなりません。
写真をみていただければわかるのですが、ナヴァルは上から下までボーダーがあるのではなく、胸・肩・裾が無地になっています。これを「パネルボーダー」と言います。
セントジェームズの3大名品の内、他の名品「ウェッソン」「モーレ」はシャツ全体にボーダーがある仕様になっています。
ナヴァルのみ、このパネルボーダーになっていますが、この仕様が上質で爽やかな雰囲気を出してくれていると感じます。そのため、1枚で着ても高級感があるように思います。
ジーパンとの相性も良いですね。
洗濯後の縮みについて、検証
洗濯後の縮みについて、公式hpには、以下の様に記載されています。
洗濯による縮みは、洗い方や回数にもよりますが、着丈・袖丈ともに縦に2センチ前後縮む傾向にあります。
セントジェームスの商品:セントジェームス日本オフィシャルサイト
実際に洗濯前と洗濯後でどれくらい縮むのか測ってみました。
洗濯前
着丈:68.5cm 袖丈:54.5cm 胸囲:102cm 肩幅:49cm(着丈は公式HP 69.5cmですが、68.5cmでした)
洗濯後(ドラム式洗濯機で洗濯・部屋干し)
着丈:64.5cm 袖丈:51cm 胸囲:98cm 肩幅:47cm
着丈が4cmと思ったより、縮みました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!