2025/3/1

毎日が同じことの繰り返しと感じている人へ

年が明けて早いものでもう2月。

辛いわけでもなく、悲しいわけでもない。毎日が同じことの繰り返し。33歳になった今、年々月日の流れが早く感じる。特に30歳を超えてからの1年間は短い。このままではあっという間に40歳、50歳になるだろう。

朝起きて、会社に行って、夜は家族と過ごす。夜は本を読んだり、スマホを弄ったり好きなことをする時間もある。仕事は順調で、成果もそれなりに上がる。昇進もできた。プライベートでは、家族ができ幸せであることは間違いない。子供と過ごす時間も楽しい。

でも何か満たされない。

時間の経過が早いことに対する焦り。毎日同じことを繰り返しているような感覚。

こんな悩みを持つ僕に、ブッ刺さった本があった。今井孝著「いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才」である。

この本を読むことをお勧めする対象者について、本書では以下のように書かれている。

「毎日、忙しいわりに充実感がない」「今日もやることが終わらなかった」「せっかくの休日だったのに、結局、何もできなかった」「今年も何も変わらなかった」「幸せなはずなのに、ふと、むなしさを感じることがある」

いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才より 今井 考 著 

今の僕そのもの。全てに当てはまる。本書の内容をもとに人生をより充実させるメソッドを紹介します。

仕事で成果を出しても満たされない人へ

サラリーマンとして会社勤めしている人は、多くの時間を仕事に費やす。僕の場合は、平日の9時から夕方6時までが勤務時間だ。

仕事をする上で大切なことはたくさんある。明治安田総合研究所が行った「仕事を選ぶ上で重視すること」についてのアンケートの結果によると1位は「収入」、2位は「仕事内容」、3位は「やりがい」だそうだ。

僕自身、今の給料には満足しているし、仕事内容に不満はそれほどない。やりがいも自分なりに見つけることができていると思う。職場の人間関係も良好だ。

過去3年間、毎年、事業部や支店で大きな成果を挙げた人に対して送られる賞をもらった。その結果もあって着実に昇進してきた。「周りに認められてたい」という欲求も、満たされた気がする。

それでもふと思う。

「何かむなしい」

頑張って成果を出しても、来年にはさらに高い目標が会社から与えられる。終わりのないマラソンのようだ。

お金がいっぱいあれば、仕事を辞めて悠々自適に過ごせるのになあという考えが頭をよぎることがある。しかし打ち込むことがなくぼーっと10日間ほどの長期休暇を過ごすだけで、無気力状態になって頭がおかしくなりそうな自分がいる。

仕事をして満たされても虚しいし、仕事をしなくても鬱になってしまう。じゃあどうすればいいのか。

本書を読んで、私が感じた解決方法の1つはこれ。

ポイントとしては、1つひとつのことが終わった時に喜ぶことです。

いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才より 今井 考 著 

本書の筆者は、タスクが完了したらガッツポーズをしているそう。意識的に喜ぶことで、気分が良くなるそうだ。僕も仕事に日々追われる毎日で、1つの仕事が終わっても、間髪入れずに次の仕事のことを考えていた。意識的に仕事の区切りで、「やりきった! やった!」と思うようにしたら達成感を感じることができた。

喜ぶタイミングは大きな仕事・タスクである必要はない。小さな仕事でも都度喜べばいい。そうすることで充実感は何回も味わえる。

2時間の最高のひとときを作れ

「あなたにとって最高の1日とは、どんなものですか?」と聞かれた時によくある回答は大きく2つに分かれるそう。

ひとつめは「バリバリ活動する1日」。もう一つは「リゾートでゆったりする1日」。

僕は欲張りなので、どちらもやりたいが、リゾートでゆったりする1日なんてのは、年に1日できればいい方で、何日もリゾートでゆったりするのは現実的ではない。

ここまでしなくても、本書の筆者は、2時間の最高のひとときが1日の中にあるだけで、幸せになれると言う。

「いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才」では、以下のように記載されている。

幸せな人たちの1日の大部分は、普通の人と同じです。しかし、ひとつだけ大きな違いがあったのです。それは、1日の中に「最高のひととき」をつくり出している、ということです。その「最高のひととき」を平均すると、2時間程度でした。

いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才より 今井 考 著 

2時間の「最高のひととき」とは何かを考える前に、幸せには3種類あることを認識する必要がある。この3つどれか1つあれば良いというわけではなく、どれも満たされることで、より幸せになれるのではないだろうか。やらされ仕事で日々追われている時は、休みの日などは家でゴロゴロしてしまいがちだが、それでは「達成感」の幸せを感じることはできない

  • 達成感
  • ふれあい
  • リラックス

達成感は「何かをやり遂げた時に味わえる感情」、ふれあいは「他人とコミュニケーションをとっている時に味わえる感情」、リラックスは「お風呂には入っている時などに味わえる感情」。

これらの感情を味わえる時間を毎日2時間予定しておくだけで、毎日の幸福度はアップすると本書では述べられている。

ここでポイントなのは、その幸せな時間を十分に感じること。僕の場合だと、「ブログを書けた」「ジムで筋トレメニューをこなせた」「家族団欒で夕食を食べることができた」時などが挙げらる。これらを出来ることがそもそも幸せなのだ。いくらお金が今よりあっても、これらのことはするだろう。その時点で僕は成功している。

仕事が終わっても、子育てや家事に忙しい方もいるだろう。本書では2時間が目安と書かれているが、30分、1時間でも毎日「最高のひととき」の時間を作ることで、毎日の幸福度が変わるように感じた。

手段が目的に変わってしまう時

今まであったのが、ブログの執筆をしたいけど、思ったように進まない。頑張って集中して書き始めたけど、それでも思ったように進まない。今日も記事を公開できなかった。自分に落胆し、また次に書き始めるとき、腰が何となく重い。そんな日々を過ごして、1年間あまり記事を書けなかったことに気づき、また落胆する。

記事を執筆することは、そもそも僕自身がやりたかったことで、自分が幸せになるための手段でもある。

「今日も記事を書けなかった。」と日々感じてしまうのは、幸せになるための手段に自分自身が苦しめられていることになる。

こんな状態な僕にとても刺さったアドバイスが本書にはあった。

ルーティンを決めるときの注意点は、「がんばらずに継続できるレベル」にすることです。

いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才より 今井 考 著 

僕が実際に決めたルーティンは、「30分だけブログを書く。」ということ。本当に30分しか書かない。Apple Watchのアプリ「Blue Bird」を使って30分間だけ集中する。30分経ったら、いくら途中でも、あまり進まなくても作業を終わる。そして、30分集中してブログが書けたことに対して、自分を褒めてあげ、意識的に達成感を感じる。30分は自分の中でとても取り組みやすいレベルだった。気軽に始めることができるのが何よりもいい。1時間だと少しハードルが高い。

調子がいい時は30分を2セットするときもあるが、30分でも1ヶ月続ければ、15時間。1年で180時間だ。

このことは、幸せの3種類のうち「達成感」に関わる内容だが、僕自身これだけで、かなり毎日が充実した感覚がある。毎日お風呂に入ったり、子供と遊んだりして「リラックス」や「ふれあい」についてはそもそも、ある程度充実していたのかもしれない。新たな気づきだった。

About Me

sai

sai

1991年大阪生まれ。広島在住。2021年に第1子が誕生。
サラリーマンをしながら育児に奮闘中。週末の出来事や、子育てに関する情報など、日々の暮らし豊かにするための情報を発信します。
好きな食べ物はチキン。