2024/7/7

仕事が多すぎる! エッセンシャル思考から学ぶ仕事の断り方。

皆さんこんにちは。

毎日仕事を振られてこなす日々。成果も上がらず上司からの評価もイマイチ。会社もなんか楽しくない。そんな負のスパイラルを、仕事を上手に断ることで脱することができるかもしれません。

本日は、グレッグ・マキューン著「エッセンシャル思考」の内容と僕の経験を基に仕事の断り方を紹介します。 

エッセンシャル思考とは

「エッセンシャル思考」とはそもそも何なのか。エッセンシャルの言葉の意味としては、「最も重要な」「絶対必要な」などが挙げられる。グレッグ・マキューン著「エッセンシャル思考」では、エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考について以下のように述べられている。

【エッセンシャル思考とは】16のポイントでわかりやすく解説 | ロジシンLab.(ラボ)

左側の非エッセンシャル思考では、エネルギーを色々な方面へ費やしている状態。一方、右側のエッセンシャル思考では、限られたエネルギーを一方向へ全ベットしている状態。最も重要なコトにエネルギーを集中させている状態とも言える。

仕事をしていると、社内や社外から仕事の依頼が波のように押し寄せてくるし、あっという間に自分の時間は無くなる。社歴を積んで、スキルが高くなっていくとその傾向はさらに強くなる。自分でやるコトを取捨選択をしないと色々なことにエネルギーを発散している状態になってしまい、エネルギーを重要なコトに割けなくなってしまう。周りからは頼られているように見えるかもしれないが、それだけだと「言われたことだけをやる主体性がない人」と言われてしまう可能性もある。

主体性は、どの仕事でも求められる能力のひとつだ。仕事では自分が主体的に取り組んだことが評価される。周りからの依頼に応えるだけでは評価されないことが多い

重要なことを自分で判断して、そのコトにエネルギーを集中させるためには、周りからの依頼を時には「断る」ことが大切になる。

重要なことを自分で判断して、そのコトにエネルギーを集中させるエッセンシャル思考だが、経験やスキルが乏しい入社歴が浅い社員(新入社員など)は、そもそも何が重要なことなのか判断することが難しい。そんな中で、これから紹介する断り方をそのまま実践してしまうと、ただの痛い社員になってしまう。

野球で例えると、野球初心者が、走塁が大事だと自分で勝手に決めつけて、打撃練習や守備練習を拒否するようなもの。チームとしては、打撃や守備も練習してよ・・・と当然なる。またその周りの経験者のアドバイスを聞かないとなると、かなり痛い。

社歴の浅い社員にとっては周りからの依頼に対応することで経験・スキルを積み上げることが出来るし、それが社歴が浅い社員にとっては重要なことになるので注意が必要だ。

仕事の断り方のテクニック

とりあえず3秒黙ってみる。

本書で紹介されていた手法。沈黙を味方につける。3秒黙ってみて、それから自分の意見を言う。その間に向こうから何か譲歩の言葉が出ればラッキーといったところ。慣れてきたら向こうが何かいう間で黙っておくのもあり。

代替え案を出す

「できません。」と言うだけだとカドがたつ。職場内で毎日顔を合わせる人からの依頼を突っぱねすぎてしまって孤立し、職場に居づらくなってしまってはいけない。

自分が重要だと考えることを優先した上でできるのであれば、「今どうしてもやらないといけない業務があるので、あと1週間期間をもらえれば対応できます。」「ここまでならできます。」など代替え案を掲示してあげるとよい。

可能かどうか検討するので少し時間をください。

僕は仕事の依頼がきたとき、自分のスケジュール表をみて予定が空いていたらその場で「OKです」と返事をしてしまうことが多かった。しかも、返事をした後よくよく考えてみると、当日までに必要な準備など対応できるコトではなかったということもしばしば。

そんな時は「検討するので少し時間をください。」と言ってみよう。その場でいい格好をして「対応します。」と言って悲惨な状況になるよりは、きちんと落ち着いて考えてから返答したほうがよっぽどマシだ。

どの仕事を後回しにしますか?

この断り方をするには、自分のやるべき事やスケジュールを管理して把握しておく必要がある。依頼されたことをするためには、別の業務を後回しにする必要があることを伝える。

限られた時間のなかで仕事をしているという至極当たり前のことを、相手に考えさせることもできる。

上司から依頼があった時にも使えるし、周りの部署や顧客から依頼があった際に上司に相談する時の言い回しとしても有効だ。

上司としても部下の業務量のマネジメントが求められる。また、働き方改革などで残業で無理してでもやれということは言われにくい世の中になった。

周りの人を納得させることができるスケジュールでが動くことができておれば、この言い回しが一番実用的なのではないかと僕は感じた。

【まとめ】断ることの代償

何か重要なことを成し遂げるためには、時には断ることが必要だ。しかし、断ることに対して、周りからの厳しい目にさらされることもあるだろう。そういった目を無くすためには、圧倒的な成果をだすことが必要だ。成果を出せないと「ただ仕事を断る人」になってしまう。

エッセンシャル思考について、僕もまだまだ意識して取り組んでいる最中だが、中途半端はよくないと感じている。依頼を一度は断ったものの断りきれず、自分がやらないといけないコトも未達成では、意味がない。断りきる力も必要だ。

グレッグ・マキューン著「エッセンシャル思考」もぜひ読んでみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

About Me

sai

sai

1991年大阪生まれ。広島在住。2021年に第1子が誕生。
サラリーマンをしながら育児に奮闘中。週末の出来事や、子育てに関する情報など、日々の暮らし豊かにするための情報を発信します。
好きな食べ物はチキン。