2023/5/28

【お金を有効に使えるのは35歳まで?】DIE WITH ZEROの要約・感想

こんにちわ。saiです。

ビル・パーキンス(著)「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」を読みました。

「貯金は大事」。皆さんもよく聞く言葉だと思います。僕も社会人1年目の頃は、親からよく言われていましたし、会社から貰う給料を毎月定額貯金していたこともありました。将来の出来事に備えるため、貯金することは当たり前だと思っていました。

僕も疑う余地がなかった「貯金は大事」という考え方に、本書は疑問を投げかけます。

  • 使い切ることの無いお金を貯めすぎていないだろうか。
  • お金を貯めるために、本当にやりたい事を先延ばしにしすぎていないだろうか。

人は誰しも満足いく人生を送りたいと思っています。そのために必要なお金との付き合い方について、本書は新たな気づきを与えてくれます。

本日は、「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」の要約や感想をご紹介します。

DIE WITH ZEROの意味

本書のタイトルである、「DIE WITH ZERO」。これは、筆者がクリニックを訪れ、精神状態をチェックするための質問を受けた際の解答からきています。

そのなかにある「生活資金が足りなくなる不安はないか?」という質問に、私はこう答えた。「死ぬまでに、金をすべて使い切りたいと思っている」

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールより

なぜお金を使い切る必要があるのか

死ぬまでに金を使い切ると言った筆者。どうして、死ぬまでにお金をすべて使い切る必要があるのでしょうか。本書で、以下のように記載されています。

莫大な時間を費やして働いても、稼いだ金をすべて使わずに死んでしまえば、人生の貴重な時間を無駄に働いて過ごしたことになる。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールより

最期にお金が残ってしまうということは、ある意味、ただ働きをしていた期間があったと言えます。

このことを聞いて「子供への相続する場合は?」「寄付はどうなの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。結論から言うと、本書では、相続や寄付する場合も人生の最期には、金は使い切った状態であるべきだと述べられています。また、相続や寄付はそのお金を最も効率的に生かせるタイミングで実施すべきだとも述べています。つまり、相続や寄付する考えがあるなら、自分が死んで行うのは非効率で、生きている間に適切なタイミングで実施すべきだということです。

僕たちは何に金を使うべきなのか

ここまでゼロで死ぬことにこだわる筆者。では、金を使い切るために、何に使えばよいのか。本書では、「経験」に使うべきだとしています。

その理由として、以下のように記載されています。

あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によって決まる。最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しになる。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールより

企業に投資をし、株式を保有していると企業から配当が得られますが、そのことになぞらえて、筆者は経験からも配当が得られると述べています。

金を払って得られるのは、その経験だけではない。その経験が残りの人生でもたらす喜び、つまり記憶の配当も含まれているのだ。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールより

一度経験したことは、その後リターン(配当)を得続けられるので、とにかく早い段階で経験をすることが多くのリターンに繋がることになります。

また、本書では、お金から価値や喜びを引き出す能力は、年齢とともに低下すると述べてられています。筆者は人間の生理学などを基に、財産から最大の価値を引き出せるピークの年齢があるとすれば、26歳~35歳であると推察しています。

人生を最適化するために、僕たちができること

良い経験をするためには、次の3つが必要になります。

  • 時間
  • 健康

筆者は、20~30歳・31歳~60歳、61歳以上のそれぞれの年齢で不足しがちな要素を意識して人生を最適化するべきだと述べています。

例えば、中年の人は金・健康はあるが、時間がない。そのため、積極的に金で時間を買って、時間をつくるべきといった感じ。また、心理学の研究を基に本書では、以下のように記載されています。

時間をつくるために金を払う人は、収入に関係なく、人生の満足度を高めることがわかっているのだ。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールより

この部分を読んで、家事の時間をなるべく減らすために、時短家電を購入することも人生の満足度を高めることができるのではないかと感じました。過去の記事でまとめていますので、是非読んでみてください。

また、健康については以下のように述べられています。

年齢を問わず、健康ほど、経験を楽しむ能力に影響するものはない。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールより

ここでは、極端に健康状態が悪いことを言っているのではなく、肥満や体力の低下についても指摘されています。体力が低下してしまうと、経験で得られる満足度にも影響してくるためです。

健康のためには、食生活や運動など、時間とお金の投資が必要になりますが、健康はこの先の人生で必ず必要なものです。そのため、筆者は、若いうちから健康には投資すべきだと述べています。

【まとめ】アリとキリギリスの中間地点を探そう

本書では冒頭にて、アリとキリギリスの寓話が紹介されています。アリは夏の間に冬を越すために懸命に働いていたけど、キリギリスは自由に遊んでいたため、冬に悲惨な目にあったというアレです。この寓話は、「僕たちはキリギリスにはならないようにしよう」という教訓として語られることが多いですよね。しかし、本書はこの寓話に対して「アリはいつ遊ぶのか」という疑問を投げかけます。

筆者は、キリギリスの様に遊ぶことを推奨しているのではありません。あくまで、アリの人生が持ち上げられ過ぎていると述べています。「アリとキリギリスの中間地点で、人生を最適化しよう」これが、最もこの本で筆者が言いたいことだと感じました。

人生を最適化するためには、時間と金をどのように使うか各個人が考える必要があります。筆者は、日常生活上での様々な選択の自由を十分に活用していない状況を「自動運転」とした上で、以下の様に述べています。

人生を存分に楽しむには、無意識な自動運転をやめ、自らの意思で思う方向に操縦していかなければならない。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールより

最近では、FIREが話題になるなか、将来のために倹約に励んでいる人も多いと思います。色々なことを我慢して倹約した結果、年を取ってから、○○しておけばよかったと後悔しても、時間は取り戻すことはできません。

この本は、そういった人生の最期に後悔しないための気づきを与えてくれます。

いかがでしたでしょうか。どの年代の人にもおススメの本です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

About Me

sai

sai

1991年大阪生まれ。広島在住。2021年に第1子が誕生。
サラリーマンをしながら育児に奮闘中。週末の出来事や、子育てに関する情報など、日々の暮らし豊かにするための情報を発信します。
好きな食べ物はチキン。