2024/1/17

藤田 晋さんの「起業家」

皆さんこんにちは。

藤田 晋さんの「起業家」を読んだので、その感想やレビューをしたいと思う。

ページ数としては、300ページ弱。僕は2日間かけて3~4時間くらいで読めた。とても読みやすい本だった。サイバーエージェントという企業を作った藤田 晋さん自身の起業してからの孤独・考えていたこと・失敗・マインドなどが赤裸々に書かれている。

一貫したビジョン

印象に残ったのは、「21世紀を代表する会社を創る」という一貫したビジョン。サイバーエージェントは2001年から2100年までの100年間という長い期間を代表する会社を創るという大きな目標を、起業した初期の段階から持っていたそうだ。そんな高い目標を最初から持つなんて事、自分にはなかなかできない。

サイバーエージェントのホームページを見ると、企業のビジョンとして全く同じ「21世紀を代表する会社を創る」の文字が。既に大きな起業に成長したサイバーエージェントのホームページ上で、本書を読んでからこのをホームページ上でこの文字を見ると何かとても熱いものを感じる。

本書で紹介されていた藤田 晋さんが感銘を受けた書籍として「ビジョナリーカンパニー」があげられている。僕はこの本を読んだことはないのだけれど、この「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンについても、これらの本から影響を受けているのだろう。いつか読んでみたい。

古い時代の方法は必ずしもダメとは限らない?

「過去の成功事例や制度を現在に当てはめる際には注意が必要だ。それは過去に上手くいったときと、現在とでは周りの状況が変わっている可能性があるから。」よく聞く話である。

一つの会社で長く働く終身雇用は、ひと昔前、経済が右肩上がりの時は通用する制度だった。今はそんな経済の状況ではないということで、終身雇用について否定的な意見も多い。

ただ当時、藤田 晋さんはネット業界は今後30年右肩上がりの動きを見せると予測。それであれば、一つの会社で長く働いてもらうための過去の日本の経営は、今でも生かせるのではないか。そう考え、過去の日本的経営を勉強したそうだ。

その際に以下の2冊感銘を受けた書籍として、本書では紹介されている。ソニーの盛田昭夫さんの「MADE IN JAPAN」、ホンダの本田宗一郎さんの「得手に帆あげて」だ。この本も読んだことがないけど、経営をするようになったら読もうかな。

また、「終身雇用を目指す」ように社内でしたとき、ゼロから作りあげる事業ができるようになったそうだ。最近よく聞く心理的安全性に関わることなのかなと感じた。

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sai

sai

1991年大阪生まれ。広島在住。2021年に第1子が誕生。
サラリーマンをしながら育児に奮闘中。週末の出来事や、子育てに関する情報など、日々の暮らし豊かにするための情報を発信します。
好きな食べ物はチキン。