2023/9/18
カメラ初心者の僕が読んだ写真の本レビュー
こんにちは。
最近、SONYのZV-E1を購入し、写真熱が上がっている僕が、読んだ写真の本を紹介します。
「この本、自分にとっては正直イマイチだったな。」とか、「読んで良かったな。」と思える本がありました。
どんな写真を撮りたいか、読む人のカメラの知識・レベルによって、それぞれの本の印象は人によって異なると思います。あくまで、ドがつく初心者が読んだ感想です。僕が図書館や本屋さんなどで手に取った順に、レビューしたいと思います。
身近なものの撮り方辞典100
タイトルの通り、身近なもの、雨粒や落ち葉などをどのようにすればオシャレに撮影できるかが書かれています。身近なものをテーマに解説してくれているので、実践に移しやすいと思います。
作例も多いのも良いポイントだと思います。ただ、1テーマごとに2ページほど少し解説が書かれている程度なので、基本的には、作例を真似しながら撮影することになるかと思います。そのため、根本的なカメラのテクニックが上達するかと言われたら微妙なのかなとも思いました。基礎のカメラの知識やテクニックがある方には、良い本なのかもしれません。
心を震わせるドラマチック写真術
上の本と同じく、作例が多く掲載されています。タイトルの通り、心を震わせられるような写真も多く乗せられています。
こんな写真撮りたいな。と思って解説を見ても数行ポイントが書かれている程度です。どうしてこの写真が上手なのかの解説が不足していて、読んでいるだけでは、到底再現できなさそうです。
ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 ストリートフォト
日経ナショナル ジオグラフィック社が出版しているシリーズの1冊。この他に「露出を極める」「家族の写真 」「構図を極める」を読みました。どれも海外の写真家が書いていますが、とても分かりやすいし、実践しやすいです。
海外の写真家が書いているので、写真は海外っぽく、どちらかと言うとハッキリ・クッキリしたものが多いです。個人的な好みは機微のある、フィルムライクな色調の写真なのですが、その写真とはかけ離れています。
ただ、どんな写真を撮りたいにしろ、基本的な学ぶべきテクニックは共通しているのではないかと思います。僕はあくまで初心者ですが、カメラを撮影するのに重要な「構図」や「露出」について、それぞれ1冊で体系的に教えてくれる本はあまりないのではないのでしょうか。
順序立てて説明してくれているので、前から順に読むのもそんなに苦になりませんでした。読み終わったあとは、大げさかもしれませんが、少し写真を撮影する人として、周囲のモノの見方が変わりました。また、自分の撮影のレベルが上がったような気もします。
このシリーズの本は何冊かあり、それぞれ1冊2,000円以上するので、僕は図書館で借りて読みました。
カメラじゃなく、写真の話をしよう
上のナショナルジオグラフィックシリーズでテクニックを中心に勉強を進めていたのですが、途中で少し疲れることもありました。そんなときに手に取ったのがこの本でした。
テクニックを学ぼう!と熱中していた僕でしたが、この本は、「何のために写真を撮るのか。」について考えさせられる本です。
SNSでいいね!を沢山もらうため? コンテストで入賞するため? いやいやもっと根源的な価値ってあるんじゃないだろうかという筆者の考えが書かれています。
印象的だったのは、写真家に学ぶために写真集を見ることをお勧めしている点です。本書でおススメされていた写真集を一部紹介すると、スティーブン・ショアの「Uncommon Places」、川内倫子の「うたたね」です。まだ、僕は読んだことないですが、いつか見てみたいと思います。
作例もいくつか掲載されていますが、フィルムライクで個人的にも好みの写真です。
いかがでしたでしょうか。少しでも参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。